あらすじ(ネタバレあり)
船乗りエドモン・ダンテスは幸福の絶頂で三人の男(嫉妬する同僚ダングラール、恋敵フェルナン、小役人ヴィルフォール)の謀略により逮捕され、絶海の孤島イフ城に投獄される。
獄中でダンテスは博識な老神父ファリアと出会い、教育を受けるとともにモンテ・クリスト島の財宝の場所を教えられる。ファリアの死後、ダンテスは布袋に入って脱獄。財宝を手に入れ「モンテ・クリスト伯爵」として変装しパリ社交界に現れる。
13年の計画で三人への復讐を実行:ダングラールは財産を全て失わせ砂漠に放置、フェルナンは過去のスキャンダルを暴かれ家族に捨てられ自殺、ヴィルフォールは狂気に落ちる。しかし復讐の過程で無関係な人々(フェルナンの息子、ヴィルフォールの娘)も傷つく。
最終的にダンテスは自分の復讐の行き過ぎに気づき、若い恋人アイデを連れて姿を消す。「待て、希望せよ」という言葉を残して。
読みどころ
- 緻密な伏線と計画的復讐の快感エンターテインメント
- 「神の代理として裁く権利は自分にあるか」という倫理的問い
- 登場人物の多さと複雑な人間関係が世界を構成する