あらすじ(ネタバレあり)
語り手イシュメールは捕鯨船ピークオッド号に乗り込む。船長エイハブはかつて白い巨大マッコウクジラ「モビー・ディック」に片足を食いちぎられ、そのことへの復讐に命を燃やしている。
航海中、エイハブは乗組員たちを巧みに操り、モビー・ディック追跡への狂信的な使命感を植え付ける。一等航海士スターバックだけが反対するが、従わざるを得ない。
ついに白鯨と遭遇。3日間にわたる壮絶な戦闘が始まる。1日目・2日目と鯨に翻弄され、ボートが破壊される。3日目、エイハブはついに白鯨に銛を打ち込むが、縄が首に絡まって海中に引きずり込まれる。白鯨はピークオッド号を体当たりで沈没させる。
生き残ったのはイシュメール一人だけ。クィークェグの棺を浮き輪にして救助されるまで漂流した。
読みどころ
- エイハブの執念は「人間対自然」「意志対宿命」のメタファー
- 白鯨の象徴するものは読者によって異なる(神、悪、無意味、など)
- 捕鯨の技術的描写と哲学的独白が混在する独特の文体